というと、おそらくほとんどの日本の方々にとっては予想外の、意外な印象をもたれるのではないでしょうか。
しかし、アフリカの多くの国々では、ロードレースというスポーツとしての自転車文化が根付いています。特に、南アフリカと、フランス植民地時代をもつ北アフリカのアラブ諸国では、一般の人々が参加するスポーツとして、アマチュアレースも盛んに行われます。その他にも、ブルキナ・ファソ、マリ、ルワンダ、カメルーン、エリトリアなどでは、UCI(国際自転車競技連合)登録のレースが開催されています。
ザンビアでも近年、スポーツ振興の一環で自転車レースが頻繁に行われるようになっています。ZAMBIKESのオフィス入口にも、下のようなレース予定表が掲示されていました。
なぜ、ZAMBIKESにレース予定表が?と思われるかもしれません。実は、ロードレースとマウンテンバイク(MTB)レースの両方で、現在ザンビア・ナショナル・チャンピオンになっているObert Chembeは、ZAMBIKESの従業員として雇用されている人物なのです。
先日のMTBレースでObertが優勝した際の一枚。彼が乗っているのは、ZAMBIKESのバンブーMTBフレームで作られたマウンテンバイクです!
Obertは、若干22歳ですが、UCIの援助を受けてスイスに自転車留学をしたり、南アフリカやルワンダ等々の近隣諸国の国際レースにも、既に数多く参加しています。
ZAMBIKESには、もう一人、現在二十歳のAndrew Simungaというレーサーもいます。Obertのアドバイスの下、Andrewもめきめき力をつけてきています!
今回のザンビア訪問中、そんな二人の現地レーサーと一緒に、ルサカ市内のZAMBIKESオフィスから空港までの往復約40kmをサイクリングしてきました!
もちろん、私たちの乗る自転車はZAMBIKESバンブーバイクです。
下の写真の左がObert、右がAndrewです。
ちなみに、彼らの着ているサイクリングウェアは、米国人からもらったものだとか。
ルサカ市内は運転の荒い車が多く、最初は少々恐怖を感じましたが、意外に(?)皆さん自転車には優しく道を譲ってくれたことに感動。
舗装路のでこぼこも多かったのですが、ここはバンブーバイクの本領発揮。竹のしなりが振動を吸収してくれるおかげで、疲れをためずに快適に走ることができました。
サバンナを貫く空港までの一本道は、ザンビアでは極めて希少な、舗装が綺麗で道幅も広い、走りやすい道でした。この辺りの幹線道路の改修には、日本からの援助が大きく寄与しているようです。
アフリカの大地には、豹柄ジャージが良く似合います…(?)
動画で雰囲気が伝わりますでしょうか?
ZAMBIKESの現地メンバーも、私たち日本人がザンビア現地で、彼らの作った自転車に乗って、一緒にサイクリングを愉しんでいるという状況に、私たち自身と同じぐらい興奮していました。この貴重な時間をザンビアの皆さんと一体となって共有できたこと、それは本当にエキサイティングな体験でした。
ザンバイクス・ジャパンは、今後も、ZAMBIKESバンブーバイクフレームのザンビアからの購入と日本での販売を通じて、ObertとAndrewのレース活動とさらなる活躍を応援してゆきます!!
つづく。
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